人間万事塞翁が馬

これは実話なんだけれども、ある女の子Aが、友達の女の子Bのために、男の子Aを斡旋しようとした。

 

ちょうど、大きなお祭りがある季節で、その祭りに合わせて二人を引き合わせようとたくらみ、踊り見物の入場券まで手配した。予定通り二人は邂逅し、「はじめまして」などと台本のような会話を始めた。

 

すぐに踊りが見えるところに移動しようという話になり、桟敷席に入った。すると、別の男友達Bがそこにいた。「やあ、偶然」などと小説のような展開になり、女の子Bは予期せぬ出現をした男Bのほうと仲良く会話を始めた。

 

そのなんともいえない場にいた私には、男の子Aを元気付けるため、無理をして明るくふるまった。その後、しばらくして、女の子Bと男の子Bが付き合い始めたという噂を耳にした。

 

さらに、数ヵ月後、二人は婚約した、という話を聞いた。そして、その一ヵ月後、二人は破局した。

 

これといった教訓もないのだけれど、人間、勢いやその場のフィーリングだけで婚約はしてはいけない、と思った。